日本にあるペイ・フォワード倶楽部の会員さんが平和村を年に1度訪問することは、既に素敵な恒例行事(伝統)となっている
大阪に所在するこの団体は、様々な形で平和村の活動を支援している。その活動の一つとして、日本国内に募金箱を設置させてもらい、慈善活動が行われている。更に日本では、「平和」とは何か?という事を考え、会員達は「平和」をテーマとした講演を行い、学校等でセミナーを開くことで平和推進活動に従事、その中で平和村の活動を報告している。
田川純子氏(略してジュンコさん)は2006年に数ヶ月ボランティアとして平和村で活動、帰国した後、間もなくこの団体を創設。
そうこうするうちに日本全国から自発的に参加している会員は100人をこえるまでに至った。ジュンコさんは毎年メンバーを連れドイツへ来ては、日本で、彼らが戦争やその危険をはらむ地域から来ている子供達との体験を報告できるように、平和村での仕事の様子を撮っている。
今回は、西村維城さんと共に平和村へ。理学療法士であるこの若き日本人は、平和村内にあるリハビリステーションでのリハビリ療法に特に関心を持っている。3日間、ジュンコさんとツナキさんはオーバーハウゼン市で平和村の子供達は基より、現在、日本各地より無給で参加している日本人のスタッフ達と交流を行った。また彼らのこの平和村紀行はポーランドにあるアウシュヴィッツ追悼所へと続く。