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世界の子ども達が笑顔で暮らせる地球を願って様々な活動を続けています

ドイツ国際平和村訪問記 2013 【ツアー日程:2013年6月9日~16日】

ペイ・フォワード倶楽部は、年に一度、ドイツ国際平和村訪問ツアーを実施しています。
2013年の訪問記をご覧ください。 

※本文に掲載されている写真は全てドイツ国際平和村の許可を得て掲載しております。
 無断使用をお断りします。


2012年6月9日~16日に実施したドイツ国際平和村訪問報告をさせていただきます。

関西国際空港~ドイツ国際平和村までの道のり

6月9日
今年は、理事長が前日にドイツ入りをし、参加者とスタッフの6名が午前8時、関西国際空港に集合しました。
KLM(オランダ航空)を利用してのツアー、どんな旅になるのか胸を躍らせながら飛行機へと乗り込みました。
オランダ、アムステルダム空港までのフライト時間は約9時間、満足のいく機内食を味わいながら空の旅を楽しみました。
アムステルダム空港では、乗りかえ時間が1時間ほどで乗りかえの心配をしていましたが、参加者の皆さまとのチームワークでうまく乗り継ぎができました。
平和村までは地元旅行会社のミキライゼンで事前にバスをチャーターし、デュッセルドルフ空港から平和村まで快適に向かう事ができました。デュッセルドルフの気温は、昼間が23度前後でとてもすごしやすい気候でした。

平和村到着後、オリエンテーションをすませ、早めに就寝をとり、明日からの平和村での活動に備えました。

おやすみなさい



ドイツ国際平和村

*平和村施設内の写真は全て当団体が許可を得て撮影をしているものです。
撮影後は平和村のスタッフにチェックをしていただき、その後使用します。
許可なく写真を使用することはできません。皆様のご理解とご協力を宜しくお願いします。

6月10日
平和村で迎える朝は格別でした。
鳥のさえずりが目覚まし時計となって私たちを起こしてくれました。


平和村でのオリエンテーション、自己紹介で参加者の皆さんの平和村に対する熱い思いを聞くことができました。
平和村で10月からプラクティカント
(研修生)として働く方、2009年のツアーに参加し、今回の参加が2度目の方、娘さんが平和村でプラクティカントをしている方、子どもと会うのをドキドキしながら参加された方、
沢山の想いが詰まったオリエンテーションでした。

また、日本人スタッフ宮本千絵さんの力作パワーポイントを使ったプレゼンでは、平和村で使用する簡単なドイツ語のレッスンを受けました。
このレッスンのおかげで子どもたちとの会話がスムーズにいきました。
アンゴラセミナー、平和村が年に2回援助飛行を行っている、アンゴラの内戦の歴史と、現状について、ドイツ国際平和村の平和啓発担当スタッフの方々のプレゼンを聞くことができました。

まだまだ紛争の影響が根深く残っているアンゴラの現状を学ぶことができたことが、参加者の皆さまにとって、平和村の活動を理解する良い機会となりました。

子どもたちが生活を送る村の空気を感じ、
真剣に宮本さんの説明を聞く参加者の皆様。

Rua Hiroshima「ヒロシマ通り」:
アンゴラからきている子どもは、ポルトガル語を使います。
「Rua:通り」とは、アンゴラの母国語、ポルトガル語です。
「Hiroshima」は、日本からの支援と原爆の被害をこれからの世界に残さないために、という願いが込められています

10
子どもたちとの触れ合い、吹田市市民公益活動センターのパネル展示で
いただいた子どもたちの手形を持っていき、
平和村の子どもたちの手形や折り紙で模造紙に飾り付けをしました。
事務所を構える吹田の皆様からいただいた手形に
平和村の子どもたちの手形が色とりどりに飾られました。





平和村でプラクティカントとして働いている方々との交流、
今年は沢山の皆さんに参加していただき濃い交流ができました。

6月11日 午前中は、子どもたち平和村で行っているリハビリテーションの見学。
日本人の理学療法士・作業療法士のスタッフが平和村で生活を送る
子どもたちのリハビリをしていました。
平和村は、骨髄炎や火傷を負った子どもたちが多く、
彼らは痛みを我慢しながら時にはふざけながらも
懸命にリハビリに励んでいました。
この光景には、毎年勇気をもらいます。



午後からは、子どもたちの触れ合い
当団体のスタッフ池田さんのアイディアで子どもたちと手話を通して
動物を表現したり、翼をくださいを歌ったりしました。
最初は、緊張していたこどもたちも次第に表情が明るくなり
アンゴラの男の子たちはダンスを披露してくれるなど、
とても楽しい触れ合いの時間になりました。



6月12日

サプライズ!

朝食の時間に、いつも大変お世話になっている平和村の日本人スタッフの中岡さんがお子さんを連れてくださいました。
産休中にもかかわらず、ありがとうございました。



午前中は、平和本部事務所へ伺い、
全国の皆さまからいただいた募金を
副代表・広報担当のヴォルフガングさんに渡してきました。

「平和村は日本の皆さまからの協力で子どもたちの支援活動ができています。毎年、寄付をいただけることは本当にありがたいこと。募金活動、寄付に協力いただいている皆さまに感謝の気持ちを伝えてください」とメッセージをいただきました。

ヴォルフガングさんとの対談を終え皆で
記念撮影

今年のツアー参加者の中には、今年10月から平和村でプラクティカント(研修生)として働く方もおられました。

平和村で子どもたちと直接触れ合い、
平和村の様子を知ることができたことは、私たちにとって、とても充実した時間になりました。

デュッセルドルフ・ケルン


平和村を後にし、デュッセルドルフ、ケルンを見学しました。
平和村最終日、荷物をまとめ10時には平和村を出発。デュッセルドルフへ
市内観光では、中央駅からライン川までを散策し、昨年足を運んだデュッセルドルフ市内の水族館へ。
スタッフの田川・西村が昨年訪れた水族館。
今年は、参加者の皆さまと一緒に行きました。
参加者の皆さまは、日本と異なる展示内容に、目をキラキラさせながら食い入るように見入っていました。

骨の標本(進化の過程)

6月14日
ケルンへ
毎年このツアーでは、ケルン大聖堂に行っています。
前日の雨が嘘のように晴れ渡り、天気に恵まれたケル観光をすることができました。




最後に

1週間のドイツ滞在で、参加者の皆さまとともに平和村やドイツの文化・風習に触れることができたことを大変うれしく思います。
笑い、時には涙し、参加者の方々には平和村でしか味わう事の出来ない空気を満喫していただけたのではないでしょうか。

世界には、未だに紛争で傷つく子どもたちがいます。それが現実です。

「平和村の夢は世界から平和村をなくすこと」
私たちは、平和村で見たこと、聞いたこと、体験したことを、一人でも多くの方々に知っていただき、平和村の夢を実現できるように支援を続けていきたいと思います。

私たちが平和村に滞在中、日本人スタッフの宮本さん、みきさんには沢山の時間を割いていただきました。
本当にありがとうございます。
平和村のスタッフの皆さまに、個の場を借りてお礼申し上げます。


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